検討対象製品1について(3)新規性と進歩性について

今回の検討品は,下記の自立型の手摺です。

前回の記事で,支柱の構造が従来品と違うということが確認できたと思います。
そうすると,今回の検討品にも,特許になりそうな点があるのが分かってきたと思います。
ここで,少し,法律的な用語を整理しておきます。
いままで,従来品との違いと言ってきましたが,従来品と違いがある発明品のことを,「新規性」がある発明と法律上は言います。
すなわち,新規性がある発明品であれば,従来との違いがありますので,特許になる可能性があるかもしれないということになります。
ただし,新規性があるだけでは,特許になるとは限りません。
もう一つ,特許になるかどうかのハードルがあります。それが,「進歩性」というハードルです。
「進歩性」というのは,従来品から,容易に発明できないという意味です。
新規性はあるが,容易に発明できるような発明には,特許は与えません。
一方,新規性もあって,容易に発明できないような発明には,特許を与えます。
これが,特許法の一番重要な考え方です。
「新規性」があって,さらに,「進歩性」がある発明が特許になりますよということです。

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